我が家では乾燥対策として加湿機能と空気清浄機能を併せ持つ加湿空気清浄機を2台使っています。
しかしすぐに水が汚れてしまって手入れが手間なんですよね〜。
という流れの繰り返し。
この加湿空気清浄機の掃除や手入れの頻度を減らしたいと思って対策を講じてみました。その結果、効果が得られたので加湿空気清浄機の掃除を減らすための対応策についてまとめます。
加湿空気清浄機の汚れ、カビに困っている
できるだけ加湿空気清浄機の掃除回数を減らしたい
カルキ(?)が頑固で落ちない
掃除、手入れ対象はダイキン、シャープの加湿空気清浄機
はるきん家では、リビングには大きめのスペース用、寝室には小スペース用と加湿空気清浄器を2台体制で備えています。
リビング用には静岡に越してきてから購入したダイキン製、寝室にはシャープ製の加湿空気清浄器をを使っています。
加湿空気清浄器を使えば湿度が30%前後まで乾燥する冬の時期でも湿度50〜60%に保つことができています。
加湿のおけげでインフルエンザや風邪の予防にも繋がっていると思うのですが加湿用の水タンクや加湿トレーにカビ(のような黒い浮遊物)や水あか、白い浮遊物が浮くことが何度かありました。
加湿空気清浄器を使用されている方は皆さん経験していると思っているのですがいかがでしょうか。
小さな子供もいるので加湿される水が汚いという状況は避けたいですよね。これまで水タンクについては我が家でもメーカーから推奨される銀イオンを用いた菌の繁殖防止対策を取ってきたのですが加湿トレーについては1週間ほどで結構汚れてしまっていました。
加湿空気清浄機 ダイキンとシャープで汚れる頻度が違う!?
同じタイミングで掃除、給水を行ってもなぜかダイキン製とシャープ製で汚れ具合が異なります。ダイキンでは黒いカビのようなものが発生し、シャープでは白い浮遊物が浮く状態でした。
使用している環境や加湿空気清浄機のスペックも異なるので直接比較はできませんがシャープ製の方が汚れにくい印象です。
メンテナンスも汚れる前に定期的に掃除すれば問題ないことなのですが育児に追われているとなかなかそうもいかないということもあり今回追加の対応を検討しました。
結果、効果がありましたよ!!
これまでにとってきた対応と今回私が新たにとった対応策についてまとめます。
その前になぜ汚れ、臭うのかについて、
汚れ、臭いの原因は水中の雑菌の繁殖によるものとカビの繁殖によるものです。水でも腐ります。
加湿空気清浄機に入れる水に対する掃除、手入れ
加湿器の水の汚れに悩まれてきた我が家ですがメーカーから推奨される対応についてはすでに実施済みでした。まず、これまでの対応をご紹介します。
汚れや菌が繁殖するのは水にも問題があると考え、水の状態をよく保つよう対策しました。
銀イオンで空気清浄加湿器の水に抗菌効果
銀イオンが雑菌の生体機能を阻害することで抗菌効果を示すという報告をシャープの技報でも確認できます。
そこでシャープ製、ダイキン製の加湿空気清浄機それぞれに対して銀イオンによる対応を試みました。
シャープ製 加湿空気清浄機の掃除、手入れ
シャープ製のタンクには純正のシャープ 加湿空気清浄器用 Ag+イオンカートリッジ FZ-AG01Kをつけました。
写真にあるようにシャープ製の水タンクにはねじ式で取り付けられるようになっています。
ダイキン製 加湿空気清浄機の掃除、手入れ
ダイキン製には水タンクには純正の対応策がありませんが、加湿トレーには銀イオンカートリッジが純正で購入当初からついています。
この加湿空気清浄器は購入して1年くらいなのですが掃除を怠ってしまったので中が真っ黒になってしまったんです。なので、すでに2個目です。。
このカートリッジ、Amazonや楽天市場でも今は販売されていないみたいです。私はヨドバシで購入したのですが2019年現在こちらも販売していないみたいです。メーカー純正が簡単に購入できないということはニーズも上がりそうです。
と、ここまでの従来の対応を講じても1週間でかなり汚れてしまっていました。
加湿器のフィルター 臭いや汚れが酷くなりかけたらクエン酸
掃除をしても汚れる頻度が増えてきたらクエン酸で掃除をしています。
これも定期的に短い頻度で掃除すれば良いのですがなかなか手が回りません。
なぜ加湿器フィルターをクエン酸で掃除?
クエン酸自体は酸性の性質を示すため掃除対象がアルカリ性の場合に有効です。
加湿器フィルターに対してクエン酸は水垢などアルカリ性の汚れに効果を示すということになります。
加湿器フィルター クエン酸による掃除方法
40度前後のお湯にクエン酸を入れて2時間〜ほど浸け置きしています。これで簡単な水洗いでは取れなかった水あかも取れます。
ビニール袋にお湯を入れて浸け置きしても良いのですが、ビニールだと全体が浸かるように静置するのが難しかったり漏れたりしたので硬い容器の方がおすすめですね。
はるきん家では30センチ四方の折りたためるバケツを購入して使っています。大きすぎるとクエン酸も多く必要になるのでフィルターが入るギリギリのサイズの容器がおすすめです。
加湿器フィルターの臭い対策には重曹
クエン酸と同じくらい掃除に使う化合物としてよく出てくるのが重曹です。
重曹を含ませて磨く研磨作用による汚れの落とし方もありますが、クエン酸が酸性だったのに対して重曹は水に溶けることでアルカリ性になります。
このアルカリ水溶液がタンパク質を分解することで雑菌にダメージを与えます。
重曹は石鹸と同じメカニズムでも洗浄、臭いの防止に効くのかもしれません。
加湿器フィルター 重曹による掃除方法
重曹を用いた場合にもクエン酸同様、重曹水に浸け置きするだけです。研磨したい場合には重曹を布につけ、磨きます。
加湿空気清浄機のクエン酸、重曹でも取れない汚れには
使い続けているとクエン酸や重曹でも取れないカルキの固まりがフィルター部品や水トレーに付着してきます。最初は白いですがじきに黄色く変色し、固い成分が出現してきます。
実際に我が家の加湿空気清浄機では発生しました。
この固まりが重曹やクエン酸、研磨作用のあるメラミンスポンジ(代表例;劇落ちくん)を使っても取れません。
固まりを落とすには物理的に剥がすしかありません。
そのために使用するのがマイナスドライバーです。クエン酸に浸け置きした後、傷がつかないようにドライバーでこそぎ取りました。
こそぎとるのはなかなか細かい作業で大変ですがかなり綺麗になります。
加湿空気清浄機の掃除、手入れに駄目押し対応
ここまでの対策を取っても汚れに掃除が追いつかなくなったため追加対応をとりました。
今回購入したのが快適空間加湿器キレイです。
原材料は銀ゼオライトなので基本的な効果としてはこれまでの純正対応と変わらないと思います。開けるとパックが一つ入っており、あとはポンと入れるだけです。
お手軽ですね〜。本来は水タンクに入れるもので、6ヶ月間使えるみたいです。それを我が家は加湿トレーに入れました!
入れた状態を下の画像で示します。
加湿空気清浄機の掃除から1週間経過
1週間経過したのが下の写真です。対応前の写真を取り忘れてしまったので直接比較できないのですが対応以前は1週間で遠目からでもわかるくらいに汚れていました。
シャープ製 加湿空気清浄機
ダイキン製 加湿空気清浄機
この写真を撮影した時点で両方とも1週間が経過していますが綺麗な状態を保てています。
また、ダイキン製については水タンクの中にシャープ製のAg+イオンカートリッジを入れちゃいました。
ネジで固定はできませんが水が詰まることもないので今のところなんの支障もありません。
加湿空気清浄機の掃除から2週間経過
効果を検証するためにあえて放置してみました。2週間経過後の写真が下になります。効果は2週間後も続いています。
シャープ製 加湿空気清浄機
シャープ製は2週間経った後でも目に見える汚れは発生していません。これには夫婦そろってビックリ!!想像以上の効き目でした。
ダイキン製 加湿空気清浄機
ダイキン製はどうかというと、やはり対応前までと比較するとかなりの改善が見られました。しかし、2週間も経つとカビのような汚れが発生。。
構造上の問題かもしれませんが、汚れ防止効果はシャープの方が良いのかもしれません。
空気清浄がメイン機能なのでこのくらいの頻度での掃除は必要だろうということで納得です。
加湿空気清浄機掃除のまとめ
調べてみると抗菌剤入りの液体の商品もあったのですが、そろそろ動き回る娘が加湿器を倒す可能性も考えて、今回はパック状の物を選択しました。
液体の方が安く、水2Lに対して5mlで済むので加湿の頻度次第では液体タイプの方がコスト的には安く済むかもしれません。今回の対策により水トレーの中が汚れにくくなったことは本当に良かったです。
インフルエンザは徐々に落ち着きを見せる季節に入る頃かと思いますが引き続き気をつけて生活していきたいものです。加湿器の汚れに困っている方は是非お試しください。